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ナンテン

深い緑色の葉に真っ赤な実がなるナンテンは、古くから日本で馴染みがある植物ですよね。花をイメージすることがあまりないかもしれませんが、ナンテンも可愛らしい花を咲かせ、1年を通して鑑賞を楽しめる常緑低木です。

ナンテン

ナンテン

  • 種類:常緑低木
  • 科目:メギ科
  • 原産国:中国やインド、日本
  • 開花:6月〜7月頃に白い花が咲く

ナンテンの特徴

濃い緑の葉と赤い実の色合いが映えるナンテンは、古くから日本でも馴染みがあり、和風テイストのお庭づくりに欠かせない存在です。また、和風だけでなく洋風のお庭や花壇にもマッチするのがナンテンのポイントです。種類や品種によってつける実の色もさまざまなので演出したいお庭のイメージに合わせて育てるのも楽しみです。 ナンテンといえば、多くの人が冬の赤い実のイメージを持っているかもしれませんが、初夏には白く小さな花を咲かせます。昆虫が運んでくる黄色の花粉も白い花に映えて可愛らしさが増しますね。 6月〜7月の開花時期が終わると10月頃から赤い実が色づき始めます。また気温の低下とともに葉が紅葉し、ゆっくりとした変化が見られます。日々のナンテンの様子を眺めながら季節の移り変わりを感じることができるでしょう。 常緑低木であるナンテンは通常2m〜3mほどの高さまで大きくなります。高木に比べると成長はやや遅めで、1年間で15cmほど伸びるのが一般的です。枝先に実をつけるので実際の高さよりも大きく感じることがあるかもしれませんね。 ナンテンはとても生命力に溢れていて、その強さからほぼお世話をしなくても育つ植物として人気です。しかし、適した環境で育てることでさらに強くたくましく成長しますよ。強い西日が当たらない半日陰がナンテンには最適ですが、日陰でも十分に育ちます。強い日差しを避けることを意識して植え付けの場所を選びましょう。水やりや肥料に関しても特別なことは必要とせず、自然の雨ですくすく育ちます。水はけのよさや水もちの状態を気にかける程度でよいでしょう。 ナンテンの生命力の強さゆえ、やはり剪定やメンテナンスは施しておきたいポイントです。なぜなら、どんどん成長するナンテンの枝が混み合ってしまい、病気になったり害虫が発生したりして成長を妨げてしまう可能性があるからです。剪定の時期としては、果実の終わりとなる2月〜3月頃か花が咲く5月〜6月頃が目安です。忘れずに剪定を行えば、その他は手をかけなくても育つので、ガーデニング初心者でも気軽に始められますね。

庭木にナンテンを選ぶポイント

生命力に溢れ、害虫や病気にも強いナンテンはガーデニング初心者にとって親しみやすい植物です。半日陰などの適度な日が当たる場所であれば、日々のお世話もさほど必要とせずすくすくと丈夫に育ちます。 シンプルな見た目ですが、スラッとした見た目がお庭をおしゃれに仕上げます。低木のシンボルツリーとしても人気で、玄関先の目隠し的な存在として楽しむ演出も見られます。また、魔除けや厄除けの意味からお庭に取り入れるケースも多いですよ。 ただ、丈夫で健康的なナンテンも、植える環境は大切にしたいポイントです。西日のような強い日差しは苦手なので避けましょう。成長のスピードは遅いですが、どんどん成長するのがナンテンの特徴です。そのため、根元のあたりが混み合ってしまうことがあります。定期的な剪定を行って日当たりや風通しのよさを心がけ、全体に栄養が行き渡るようにしましょう。

ナンテンの育て方

ナンテンはとても生命力が強いので、放っておくとどんどん大きく育ちます。基本的に自然に育つナンテンの姿を楽しみたいところですが、大きくなりすぎると株元からの枝の数が増えて混み合い、害虫が発生する可能性があります。ですから、定期的な剪定を行うように心がけましょう。 ナンテンの剪定は実が終わりを迎える2月〜4月頃が目安です。ナンテンは1度実がなるとその後1年〜3年は実がなりません。ですから、その枝を根元から切り落として間引きしていきます。風通しをよくして害虫被害を防ぐためにも混み合いやすい根元の枝数を減らします。同時に、枯れている枝や元気がない枝もその付け根から切り、ほかの枝にしっかり栄養が行き渡るようにしましょう。 次に、樹形を整えます。剪定に「切り戻し剪定」という方法があります。高さを抑えて樹形を整えていく剪定で、先程の実がつき終わった枝を切る剪定とは違います。切り戻し剪定では、花が咲き終わった枝を切るので6月頃が目安です。花が咲き終わった枝の枝分かれしている箇所や芽のすぐ上の部分を切りましょう。 また、ナンテンが高くなりすぎた場合は低めの幹を残して、高さがある幹は適度な箇所でカットして樹形を整えるとよいですよ。ポイントは正面を決めてから、奥を高め、手前を低めにすると見栄えがよくなります。なかなか思い切ってカットできないかもしれませんが、ナンテンは芽吹く力もあるので大丈夫ですよ。 花が開花する6月は梅雨の時期で、特に雨が多いと受粉できずに実の付き方が悪くなることがあります。雨が続く場合は、花が雨にあたらないようにカバーをして雨が止んだら外酢などの対応をするとよいでしょう。

ナンテンを使ったお庭の施工例

玄関先や生け垣に植えると、立派に成長したナンテンがよく映えます。古くから日本で親しまれてきたので和のイメージが強いですが、洋風のお庭や和モダンなどのスタイリッシュなお庭の演出にもマッチします。

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