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アオダモ

アオダモは暑さや病害虫に強く、管理が楽な庭木として好まれる落葉高木です。「山採り」と言われる自生しているものを掘り取られてきたアオダモは、その自然樹形の良さから絶大な人気を誇っています。

アオダモ

アオダモ

  • 種類:落葉高木
  • 科目:モクセイ科
  • 原産国:日本に幅広く自生
  • 開花:4月~5月に白い花を咲かせる

アオダモの特徴

常緑樹で人気のあるシマトネリコとは近縁で、風を感じる涼やかな樹形や房状の花など共通点が多くありますが、アオダモの良いところは生長が遅いので剪定に困ることがありません。

落葉樹は毛虫の被害に合うことが多いですが、アオダモは比較的に食害されにくく、病気にもなりにくいので管理が容易です。

春に芽吹くときは特徴的で、暖かくなると芽が膨らんで、その中から新しい葉が割れるように出てきます。気温により芽吹く時期に年によって違いがありますが、他の落葉樹と比べると少し遅い感じです。

山採りのアオダモに見受けられる幹についた縞模様が美しく、育った環境により白さや模様の入り方に違いがあります。この縞模様は菌が付着してできたものなので、畑での生産品では明瞭な縞模様はあまり見受けられません。殺菌剤を散布し続けているとこの縞模様が無くなっていく例もあるようです。他の樹木で縞模様が入るものは少ないので、植栽するところの背景や合わせて植える低木類を考えることで、より縞模様の美しさが引き立っていくものと思います。

花が咲き終わると、アオダモの実はモミジのように翼果として生ります。赤紫色に染まる種子も美しいのが特徴です。

庭木にアオダモを選ぶポイント

枝がしなやかなアオダモは風にそよぐ姿が庭に動きを与えます。カーポートやフェンスなど、外構資材の中で動きのあるものはほとんどありません。また樹木の中でも、微風で動きが出るものも多くなく、アオダモは風を感じる木とも言えます。

落葉樹を庭に植栽すると、夏の厳しい直射日光を受けて葉焼けを起こしたり枯れることがありますが、アオダモは直射日光に強い方でやや葉焼けすることもありますが、耐暑性があるので枯れる心配はあまりありません。ガーデンデザイナーとしては重宝する落葉樹です。

あまり葉が多く茂らないアオダモは、とても涼やかに感じるので植栽において低木類との相性が良いです。また片側に樹形が流れた山採り物だと、壁際やアプローチで覆い被さるような植栽デザインを施すことができ、植栽バランスを考える上でデザイナーにとっては使いやすい木でもあります。

落葉樹に多く発生するイラガなどの毛虫類が付きにくいので、小さなお子様に配慮する上でも安心です。

アオダモの育て方

枝の途中でブツ切りするのでなく、枝分かれしたところで切るようにします。基本的に自然に樹形が整っていくので、あまりハサミを入れる必要はありません。

高さを維持したい場合は、枝分かれしたところの真ん中の強い枝を切り、弱い枝を残すようにします。

数本の株立の場合は、一番高く伸びた幹を伐採して幹数を減らすことで高さ調整することも可能ですが、樹形のバランスが悪くなることがあるので注意が必要です。そのために足下から生えてきた「ひこばえ」は大切に育てておくと良いです。

アオダモを使ったお庭の施工例

アオダモは樹形の良さからシンボルツリーに適しています。病害虫の影響も少ないので、初心者の方にもお勧めします。

どうしても南側にお庭を造ることが多いので、直射日光の影響を考える必要があります。耐暑性が強いアオダモでも西日を壁際で受けたり、コンクリートからの反射熱などがある場合は注意が必要です。

アオダモはどのようなテイストの庭でも合わせやすい樹木ですが、雑木を多く使った自然風のお庭に相性が良く、またシンプルに1-2本だけ植えるお庭でも、シンボルツリーとして使いやすい樹木です。

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